啓発イベントの質問回答

9月21日に開催されたイベントでアンケートでの質問がございましたので、こちらに回答を掲載させていただきます。

Q1任意後見の推進はしないのですか?

NPO法人やどかりサポート鹿児島の利用者の6~8割が生活保護受給者であり,任意後見制度の利用はあまり考えられません

(任意後見人の費用をどんなに下げても公証費用,任意後見監督人の報酬は下げられませんので)


Q2むぜかふぇ、ゆくさの会の方々は何かしらの仕事をしているのでしょうか。生活費の工面は保護だけですか?

むぜカフェの参加者は高齢の女性が多いです

働いている方もおられますが働いていない方のほうが多いです

鹿児島ゆくさの会の方々は生活保護を受給している男性が多いです

しかし,生活保護を受給しながら働いている人もかなり多いです


Q3ゆくさの会の会員に生命保険や財産があった場合、受取人は、どうなっているのですか?

普通に民法に基づくことになります

(遺言があったら遺言のとおり,なければ相続人)

つながるあんしん事業参加者の中には,NPOへの遺贈を行う旨の遺言を書かれている方もいます

なお,NPOへの遺贈については,一定の要件(総財産に対する割合と限度額)以内で遺贈をいただくこととしています


Q4グループ内の人間関係は、どのようにしているのですか

トラブルは非常に多く起きていますが,原則としてその対処は本人らに任せます

そのうえで相談があれば応じます

相談がなければ介入しません

人と人がかかわるということはかならず一定の割合でトラブルが生じるものであると考えており,そうであっても,トラブルを避けるのではなくトラブルが起こる覚悟で人と人のかかわりを創出していくという姿勢です

また,当事者には,人とのトラブルを自ら解決する能力がある,という能力存在推定に基づいています